役に立つかも(?)しれない建築の話

日々、耳に入ってくる建築に関する、為になる情報や、面白いお話をUPします。

 

2012/06/11

今更ですが、断熱材の性能値のこと

本当に、今更なのですが、復習の意味も込めまして・・・。

住宅エコポイントが始まった位から、よくお問合せがあるのが、断熱材の性能値についてです。

新築のエコポイント住宅をはじめ、長期優良住宅、フラット35Sなど、次世代省エネ基準の4等級を適用する制度が多くなったことが要因なのですが、今回はその性能値について、すこし説明したいと思います。

★断熱性能値の種類

断熱材のカタログに記載されている、断熱性能に関する数値は主に2種類です。

熱伝導率(λ) 熱の伝わりやすさを示す値で、数値が低いほど、熱を伝えにくく、断熱性能が優れています。 単位:w/mK
熱抵抗値(R) 熱の伝えにくさを表す数値で、数値が大きいほど、断熱性能が優れています。 単位:K/W

メーカーによっては、カタログに熱伝導率しか載っていない・・・、なんて物もあります。

先に挙げた制度の適合証明書を取得する場合に、熱抵抗値を記入することが多いかと思います。

熱抵抗値は熱伝導率から求められるのですが、

『熱抵抗値=断熱材の厚さ÷熱伝導率』という計算になります。

★計算例

実際、当社で良く扱う商品でその計算をしてみます。

種類 厚さ (㎜) 熱伝導率 熱抵抗値を求める計算式
ネオマフォーム 45 0.020

45÷1000÷0.020=2.25

スタイロフォーム 3種b 65 0.028

65÷1000÷0.028=2.32

ハウスロン 10K 100 0.050

100÷1000÷0.050=2.00

ハウスロン 16K 100 0.045

100÷1000÷0.045=2.22

パワーポリカット高性能16K 85 0.038

85÷1000÷0.038=2.23

※1.計算式に「÷1000」が入っているのは、mm単位をm単位に換算している為です。

※2.計算結果については小数点3位以下を切り捨てています。

上記とは逆に、どの位の厚みの断熱材を使用すれば、基準値をクリア―するのか調べたい場合、

例えば、

長岡市内(Ⅲ地域内)で、床に使用するネオマフォームの厚みを求めたい・・・、とします。

計算式は、

『必要な厚み(㎜)=次世代省エネ基準で定められている基準の熱抵抗値×熱伝導率×1000』

となりますので、

2.20×0.020×1000=44.0(㎜)⇒ これ以上の厚みのネオマならOKです。

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あえて、熱伝導率、熱抵抗値の詳細な説明ははぶきました。

実際には、後の方に紹介した、厚みを求める計算式の方を覚えてると便利かと思われます。

これ以外にも、Q値とかK値とか透湿抵抗とか、頭の痛くなるような、断熱材がらみの性能値があるのですが、今回の内容が不評でなければ、ぜひ、いつか、そちらも・・・。

とりあえず、次回はもっとやわらかい内容をご紹介できればと思っております。

 

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